近年大きな賑わいを見せているキャンプ界隈。
各メーカーからはさまざまなギアが発売されています。
しかし、それらのギアが自分に合うか合わないかは人それぞれだと思います。
今回は映えない系機能派キャンパー歴3年の私が選ぶ、買って後悔したギアを紹介します。
1.ハリケーンランタン

後悔度:★★★★★
ハリケーンランタンのここがダメ!
- 全然明るくない。
- インスタ映え以外の役に立たない。
- 灯油缶など、本体以外の荷物が増える。
個人的に買って一番後悔したのはフュアーハンドなどに代表されるハリケーンランタンです。
一つ目の理由は、機能性が皆無だからです。
はっきり言って全然明るくなりません。ランタンの周囲30cm程度だけです。
照らしたい場所までいちいちランタンを持っていく必要があるのが非常に面倒です。
無理に明るくしようと芯を伸ばすと、ススだらけになるという始末です。
二つ目の理由は、必要な周辺機器が多いことです。
例えばランタン本体以外にも、灯油や灯油缶などの物が必要になります。
また、使用後には残った燃料の抜き取りが必要になります。
つまり灯油缶も毎回持っていく必要があるので荷物が多くなります。
かといって、灯油の入れっぱなしはおすすめしません。タンクがサビる原因になりますし、移動中の車の揺れで灯油が車内に散らかってとても臭い思いをすることになるからです。
インスタ映えを狙わない機能派キャンパーには、ヘッドライトをおすすめします。
2.メッシュ製の焚き火台

後悔度:★★★★★
メッシュ製焚き火台のここがダメ!
- 思うように薪を乗せることができない。
- 調理器具も乗らず、使い勝手が悪い。
- 燃えるのが早すぎて薪代がかさむ。
- 薪が綺麗に全部燃えない。
メッシュ製焚き火台は、ランタンに負けず劣らずの後悔度です。
まずメッシュ部分がグラグラ動くので、薪を思い通りに組むのが難しくストレスが溜まります。
焚き火の上で料理ができない使い勝手の悪さもマイナスポイント。
調理器具が真っ直ぐ乗らないからです。
五徳を上に置けるほど安定していませんし、まして全体を覆う大きなものもないでしょう。
そのため調理などは他の焚き火台か、ガスコンロで行う必要があります。
また、高い燃焼効率のために常に高火力で燃費が悪いです。
高火力のせいで周辺はかなり暑くなります。
薪の質が悪いとバチバチ爆ぜるので近づくこともままならないこともあります。
そのくせ真ん中ばかりゴーゴー燃えて、端っこは生木のまま残ることもしばしば。
生木を中心に持ってこようと移動させると、全体のバランスが崩れてあちこちに火が散らかる始末。
二度と使わないと誓った唯一のギアです。
3.スキレットやダッチオーブンなどの鋳鉄製品

後悔度:★★★★
鋳鉄製品のここがダメ!
- 重いので持ち運びが面倒。
- 使用後のお手入れが面倒。
鋳鉄製品も、買ってかなり後悔したものの一つです。
まず第一に、重い。
デメリットはこれが一番大きいですがまだあります。
洗う時に洗剤が使えないのもしんどい。
お湯が出ないキャンプ場だと汚れを取るのに苦労することになります。
そして洗った後に油返しが必要なのもまた面倒臭い。
片付けようとしているのにまた火をつける必要があると思うとげんなりします。
保温性能の良さが謳われていますが、それがどうした。
冷めてきたら火にかけ直したら良いだけの話ですよね。
ただ、これらは家での料理に使ったりできるので、後悔度は上の2つよりは少しだけマシな評価としました。
4.小型卓上グリル

後悔度:★★★★
小型卓上グリルのここがダメ!
- 薪の投入口が小さいので細かく切らなければいけない。
- 火力が低い上に、火の管理が大変。
- 割と高価である。
小型卓上グリルは、初心者は絶対に買ってはいけないものの一つです。
理由は、火力調整の難易度が非常に高いからです。
小型なので薪や炭はこれでもかというくらい小さく割る必要があります。
小さく割るとすぐに燃え尽きてしまうので、いつまでも薪割りをする必要があります。
また、薪を入れた後に移動させることが困難なため、薪を入れるか入れないかでしか火力調整ができません。
この見極めが初心者には難しく、大体は強火すぎるか弱火すぎるかの両極端となります。
これだけ苦労して焼けるものといえば、おそらく肉2~3枚でしょう。
明らかに苦労に対しての見返りが合っていないと言えます。
これも数回使っただけで、物置に永く眠っています。
5.ソロバーナー用鉄板

後悔度:★★★
ソロバーナー用鉄板のここがダメ!
- 地面が少しでも傾いていると、油が滴り落ちて汚れる。
- 鉄板が滑らかすぎて、五徳から滑り落ちそうになる。
- 食べ物があまり乗らない。
ソロバーナー用の鉄板もあまりおすすめしません。
まず、あの手の鉄板はまっ平らなものが多いと思います。
それに対してキャンプ場の地面は真っ直ぐじゃないことが多いです。
すると傾斜している方に肉の脂が流れ落ちて、テーブルの上のありとあらゆるものを汚していくんです。
これが実に腹立たしいわけです。
かといってストーブを地面に置くかというと、それも少し怖い。
鉄板自体が滑らかすぎて、食材を触ったときに鉄板ごと五徳から滑りおちそうになることがあるためです。
そのためテーブルの上で使わざるを得ないということです。
最後にもう一つ、冷静によく見ると小さいんですよ。これ。
見た目はワイルドで格好いい。それは確か。
ではこのワイルドで格好いい鉄板に乗るものは何?
少しの肉と野菜ぐらいしか乗らないでしょう。
それはあんまり格好よくないと思ってしまうんです。
まとめ
今回は私が買って後悔したギアを5つ紹介させていただきました。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。
とはいえ、冒頭でも言った通り自分にとって必要なギアは人それぞれ違うはず。
試行錯誤しながら最適なギアを見つけていくのもキャンプの醍醐味であると思います。