【京都】笠置キャンプ場レビュー

関西の格安キャンプ場といえば必ず名前が上がるのがこの笠置キャンプ場です。

格安な上に設備も優秀とあって、有名になるのも時間の問題でした。

今回はそんなキャンプ場についてのレビューです。

アクセス

国道163号線から笠置橋を渡り、郵便局のある丁字路を右に曲がるとキャンプ場入り口にたどり着きます。

入り口から受付までの数100メートルは道幅がかなり狭くなりますので注意してください。

笠置キャンプ場入口

受付はドライブスルーのような感じになっており便利です。
日付の書いた領収書がもらえますので、車のフロントに置いておきましょう
置いておかないと翌朝起こされることになります。

ちなみに料金は

  • 大人(中学生以上) 500円/日
  • 子供(小学生)   300円/日

となっています。

特徴

笠置キャンプ場はいわゆる格安キャンプ場ですが、そうとは思えないほどの充実した特徴を持っています。

チェックイン/アウトが自由!

笠置キャンプ場の最大の特徴として、チェックイン/アウトの時間が定められていないことが挙げられます。

つまり、朝チェックインして夜チェックアウトしてもOKです。

夜にチェックインする場合、受付は無人ですのでそのまま入ってしまいましょう。
翌朝になればおばちゃんが見回りにきます。
この時に先程の領収書がないと声をかけてくれますので、その時にお金を払えばOKです。

裏を返せば、おばちゃんが帰ってからチェックインし、朝また来る前にチェックアウトしてしまえば無料で滞在することができてしまいます。

(もちろんそんなことしてはいけませんが。)

悪い点は、この特徴のせいで夜遅くなってもキャンプ場への出入りが絶えないことです。
この時間の車のライトはかなり眩しいですし、エンジン音はうるさく感じます。

設備が固まっていて便利!

もうひとつの特徴は、洗い場・ゴミ捨て場・トイレが固まっていることです。

一見すごく便利にできているように感じますが、笠置キャンプ場のトイレは汲み取り式であるということが罠になっています。

つまり洗い場に近いエリアを陣取ると風向きによってはニオイが…ということになるということです。

利便性をとるかニオイをとるかは、あなた次第ということです。

一部エリアでは直火OK!

芝のない部分に限りますが、直火をすることができます。

週末は激混み!

料金が安い・都市圏からアクセスしやすい・予約不可の早い者勝ちということで、週末は本当に激混みとなっています。

近年のキャンプブームも混雑にさらに拍車をかけているように感じます。

エリアマップ

笠置キャンプ場を大まかに区分けするとこのような感じになります。

各エリアについて解説したいと思います。

入口付近

笠置キャンプ場入口付近のサイト

ここは結構人気のあるエリアになります。

地面はところどころに凹凸や斜面があるので、テントやテーブルなどの設営場所には少し気を使います。

このエリアの1番前に陣取れば視界を遮るものがないので、風景を十分に楽しむことができます。
また、夜のライトアップされた笠置橋も綺麗なものです。

ところどころに以前かまどに使われていたような大きめの石が転がっているので、車の通行には注意しましょう。

芝エリア

笠置キャンプ場芝サイト

笠置キャンプ場で1番人気のエリアです。

地面は緩やかな斜面になっていますが、平坦な部分を探すことも容易です。

洗い場やトイレも近く、ファミリーキャンプにはうってつけといえます。

高台エリア

笠置キャンプ高台サイト

車の通路が線引きされており、フリーサイトと区画サイトの中間のような感じです。
(混雑しだす前はこのような線引きはなく、完全フリーサイトでした。)

地面は平坦ですが、めちゃくちゃ硬いです。
ヤワなペグでは曲がってしまうこと間違いなしです。

また車が通るたびに砂煙が舞うので、帰ってからの洗車は必須でしょう。

芝エリアが満員になった後に続々と埋まってくるような印象です。

高台下

笠置キャンプ場高台下のサイト

地面は芝の下に石が敷き詰まっているような格好で、ペグを打つ場所を選びます。

そのためか、写真のようにテントが一列に並んで張られていることが多いです。

自分の前に他人がいるのが嫌と言う方にはおすすめできます。

河原エリア

笠置キャンプ場河原サイト

パッと見一番広いエリアですが、草が生い茂っていたりするので実際に使える部分はあまり多くないです。

このエリアでは直火ができます。
かまどを組むのに適した石もゴロゴロ落ちています。

野趣溢れるキャンプを味わいたいならここが一番です。

地面は砂であるところが多く、平坦な部分も少なめです。
砂地ではペグがすぐ抜けてしまうので、サンドペグを使用するなどの工夫が必要です。

また洗い場等の設備も一番遠く、全体的に使いにくい印象です。

以上の理由から敬遠されがちなためか、満員になるのは一番最後です。

場内設備

洗い場・ゴミ捨て場・トイレ

笠置キャンプ場洗い場・トイレ

笠置キャンプ場は洗い場などの設備が全て固まっているのが特徴です。
これらの設備は全部で2箇所あります。

洗い場についてですが、お湯は出ません。
冬場はゴム手袋などを着けるのをお勧めします。凍えます。

格安キャンプ場でゴミ捨て場があるのはとても優秀です。
分別はきちんと行いましょう。
ゴミ袋はなんでもOKです。

トイレは汲み取り式です。
トイレットペーパーは付いていませんので、自分で持ってくる必要があります。

自販機

飲み物の自販機は1箇所あります。
後述しますが、キャンプ場の外にも点在しています。

シャワー

キャンプ場入口を出てすぐのところにコインシャワーがあります。
15分300円で、いつでも使うことができます。

比較的新しいのでキレイです。
水圧も申し分ありません。ただし激狭です。

笠置キャンプ場では薪が販売されているので、万が一忘れてしまった場合でも問題ありません。

M5

笠置キャンプ場の薪販売店

受付を出てすぐのところにあります。

針葉樹の薪が600円、広葉樹の薪は700円です。
段ボールに入っているのは、針葉樹の不揃いの薪で500円となっています。

ここは基本的に土日しか営業していないようです。
ですが電話をすれば対応していただけるそうです。

このか

キャンプ場からは少し離れてしまいますが、”このか”というカフェにも薪が置いています。

こちらは定休日が水曜日と一部の火曜日となっています。

料金は針葉樹の薪が500円〜、広葉樹の薪は1000円です。
薪の長さは複数取り揃えてある日もあります。

周辺施設

キャンプ場から少し離れたところまでの施設を紹介します。
連泊を予定しているという方は参考にしてみてください。

お風呂

笠置キャンプ場にはコインシャワーしかないので、湯船につかりたければ近くの銭湯を探すことになります。

元々は歩いてすぐの”笠置いこいの館”内にあったのですが、現在は休業状態になっています。

車で20分ほど離れたところの”島ヶ原温泉 やぶっちゃの湯”が近いです。
営業時間は10〜21時、火曜は定休日です。

食料品店

笠置キャンプ場付近に大きなスーパーなどはありません。
基本的に買い物は事前にしっかりとしていくことをお勧めします。

ですが細々したものであればキャンプ場付近でも買うことができます。

ナカムラポートリー

ナカムラポートリー

キャンプ場入り口を出て郵便局のある丁字路を右に曲がって徒歩3分ぐらいのところにあります。

ここは鳥肉の専門店となっています。
鳥肉といっても、ニワトリに限らずキジ肉や鴨肉なども販売しているようです。

営業時間は8-17時で、水曜日が定休です。

大扇

大扇

ここでは野菜・果物を買うことができます。

国道163号線沿いにあります。
大阪方面から来られた方はすでに見かけられたと思います。

西洋野菜はあまり置いていないようです。そして大抵が大盛りです。

こちらは少々遠いですし、途中歩道が途切れているところもあるので車で行くことを推奨します。

ローソン

先程の大扇の横にあります。
お酒や調味料などを買うにはここが良いです。

なお、飲み物だけが欲しいならキャンプ場の外にも自販機が点在しています。ダイドーとチェリオの遭遇率は異常です。
お酒の自販機も一ヶ所あります。

笠置山

キャンプ場でだらだらするのに飽きたなら、ハイキングはいかがですか。

笠置山登山口

キャンプ場入り口を出て郵便局のある丁字路を右へ曲がると、笠置山への登山口があります。
山頂付近の笠置寺までは30分ほどで登ることができます。
笠置寺の中は全体が遊歩道になっていて、じっくり回ると小一時間ほどかかります。

キャンプ場を眼下に一望できるスポットなど、見どころ満載で楽しいです。

ちなみに笠置寺は拝観料300円が必要です。

笠置ボルダー

笠置ボルダー

キャンプ場から木津川を上流に向かって歩くと、大きな岩がたくさんあるところに出ます。

この辺りは有名なボルダリングスポットになっており、週末にはかなりの人出になります。

また、笠置町のボルダリングを題材にした『笠置ROCK!』という映画もあるようです。

まとめ

最後に、笠置キャンプ場の特徴をまとめてみます。

  • チェックイン/アウト自由
  • トイレは仮設トイレのみ
  • お風呂はなし
  • ゴミ捨てOK
  • 一部エリアは直火OK
  • 週末は激混み

繰り返しになりますが週末は本当に混雑しており、朝早くに満員になってしまいます。

早起きに失敗したのなら他のキャンプ場をあたる方が賢明かも知れません。